絵画紹介 yorozoo.art

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「無題」2017年 ~ fabbit 大手町 ~

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『無題』 K.N オイルパステル・アクリル絵具・紙 2017

「積み重ねれば、何か面白い形になるだろう。」そんな日常的にも感じている自分のペースは、制作のプロセスにおいても浮かび上がります。

<画材はすでに準備されている>というある種の制約の中で、何か面白いこと、何か変わったことをして、無意識にアレンジを加えていく。そのプロセスは、働く上でも同様、自分のひとつの表現、スタイルでもあります。作品はあくまでも表面化した一部をトリミングしたものに過ぎません。

作品に完成はなく、気に入らない部分も当然ある訳ですが、そんな未完成であり続ける自分もまた、他の人の目には味わいとなるようです。

さて、みなさんはこのぐるぐるとした線、白と黒の分断された画面から一体どんな解釈をされますか?

そんな解釈の交換から、みなさんのコミュニケーションにささやかにでもアレンジを加えられれば幸いです。

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はじまりは、偶然にできる水彩のにじみや形、広がり、色と色との混ざり合いでした。ただそれでしかない画面から、人は何かを見出し、探求し、創作していくようです。やがて鑑賞者を巻き込み、より深みを増して作品として立ち上がります。

まずは、ただ作品を「見る」という事をお楽しみください。

みなさんは、この作品に

・何が描かれていると思いますか? ・そこから何を感じますか? ・どんなイメージが広がりますか?

みなさんに独自の視点があるのと同様、この作品を描いたアーティストもまた別の視点を持っています。鑑賞を通して、そんな「物の見方」の多様性もお楽しみいただければ幸いです。

それでは、CAL参加アーティストの以下コメントをお読みいただき対話をお楽しみください。

Creative Arts Laboratory キュレーター 西野 里美

外部サイト

creativeartslab.wixsite.com

www.street-academy.com