「island」武田尋善 -2017年-
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「island」2017年 個人蔵
長らく旅人たちの憧れだった
貴重な財宝が眠っているとも、恐ろしい怪物が棲んでいるとも言われているが
真相はだれにもわからない
ただ、ある月の見えない晩に
星に照らされたその島をみたと
178 日間の漂流の末に奇跡の生還をした航海士が言っていた。
武田 尋善(たけだ ひろよし)
10代のころからなぜかインドが気にかかり、学生時代は専門学校アジア・アフリカ語学院にてヒンディー語を学ぶ。しかし初の渡印で訪れたのはヒンディー語の通じない南インド。 しばらくインドとは距離を置き巨大な壁面へのアクションペインティングや路上パフォーマンス、富士山頂ライブペイントなど60~70年代の前衛アートを模倣するような、派手な活動を行う。 しかしインドの縁は深く、パフォーマンスをしていた仲間とインドユニット『マサラワーラー』を結成。 日本各地でインドイベントを多数行い、インド通いを再開。さらに理解を深めるため、南インドタミル・ナードゥ州のタミル語を学習し始める。 2011年から、作品の主軸をいままでのアクリル絵の具による原色の絵画から、ボールペンによる細密なペン画に変更。理由は、いつでも手に入る材料で、どんなところにいても絵を描けるようにするため。 インドからの影響は作品にも反映され、以前からテーマにしていた『繰り返し』『陰陽』『螺旋』や仏教、ヒンドゥー教的な考え方がより表現されるようになった。 2014年からは木口木版(こぐちもくはん)に、翌 2015年からは銅版画に着手。 個展は年1~2回開催。また、各種企画展などにも参加。発表を行っている。
発表予定
- 個展「漫伽藍山(まんがらやま)」
- 2017年12/1〜12/8
- ギャラリーDeepdan(下北沢)
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