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「エネルギー」黄菊しーく 2017年

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黄菊しーく

いきものが好きで、いきものに囲まれて育ち、 現在も多くの生き物と暮らしている。 魚、鳥、猫、虫、爬虫類、両生類など…。 自然が好きで、いきもの観察や登山を通じて触れ合う。

デッサンやクロッキー、油絵など習作を重ね、 2008年からは絵にタイトルと名前を書き、作品として制作し始める。 同年に作家活動を開始し、以後東京近郊で多数のグループ展に参加。 近年は年に数回、個展を開催。

音楽家のきくおさんの曲のPVアニメーション、イメージ画、パッケージデザインを担当している。 音楽ユニットIkitamaでは、作曲から歌唱、絵やデザインを制作。

生命の質感を描くようなイメージで、作品の抽象的な部分を描き、 人物と溶け込ませている。具象以上に、物質自体の個性をより強く表現することで、 見かけの美しさを描くのではなく、生命や自然の営みそのものを描き出す。 画面内の円の描写は、細胞、太陽、魂、卵、生命体のイメージ。寒色は涼しさや潤い、 暖色は温もりやかわいさ、そして黄色は生命の源としての光を描写するなど、 そこは生き物にとってとても落ち着く空間であり、水、温度、生命力、安心、浄化、救済など、 緻密な配色と描写によって鑑賞者に豊かな印象を与える。このように、 過去から現在に至るまでの、生き物との触れ合いを通じて得た死生観が作品にフィードバックされている。

幼い裸の少女は、何者でもない存在。文化、文脈に属さず、透明度の高い、魂に近い存在。 また、かわいさ、さりげない色気をもった魅力的な存在でもあり、 その魅力を強調するためにデフォルメをしている。また、ダイナミックな描画や制作工程で、 生命力そのもののような印象を作品に吹き込んでおり、動的かつ流動的で、時間軸を与え、 作品そのものを生き物として育てるように制作している。

s i _ k u . k ✑ w e b s i t e – 黄菊しーく I am a Japanese artist.

Ikitama

「黄菊しーく / si_ku.k」のプロフィール [pixiv]